あちこちで同じような投稿を見ましたが
うちにもまだ、マスクも10万円も届きませんが、自動車税の通知書は漏れなく到着。

 

しかも今年からは4台すべての車が13年超。。。
代車要員のムーヴラテはまだまだ新しいと思っていたのですが、今年から増税です(涙)

 

 

ここのところはクラシックカーの投稿が続いていますが
第3弾は1964年式 フォルクスワーゲン カルマンギア タイプ34

「タイプ3カルマン」や「Razoredge」などと呼ばれたりもしていますが
もしかしたら、初めてお目にかかる人もいるのではないでしょうか?

 

1960年代に数年間のみ生産され、当時の生産台数も少なかったのか
今となっては、大変希少な車種です。

 

そしてこの車は、僕が空冷ワーゲンに乗って数年目くらいに華々しくデビューしたのを今でも覚えていまして
自分自身、ワーゲン熱が最高潮の頃で、車高が低い車が好みなのもあり大注目していました。

 

今回、作業させていただくにあたり、まじまじと見させていただきましたが
今でもまぁホント格好いいです。

 

本当はもともと、購入したばかりの普段乗りの車の作業依頼をいただいていたのですが
ひょいとした事から、メインのこちらに変更

ちょっとビックリと言うか、焦りもありましたが、じっくりと作業させていただきました。

 

 

まずは洗車からなのですが
エンジンの真上にスリット入りのフード

 

内側にカバーがあるとは言え、中に水が入ってしまいますので、エンジン自体もビニールで養生

 

フード内に水がジャバジャバ入らないよう、スリットの上にはクロスを置いて洗車します。

古い車は、他にもすき間が大きい箇所などありますので、そういった箇所は養生して洗車をする必要があります。

 

 

車高がかなり低いので、洗車後の水切りも慎重に(笑)

 

 

 

まずはお客さまが気にしていた、アルミモールの磨きからスタート

 

研磨前 → 研磨後

 

アルミはまたすぐに白っぽくくすんできてしまい、定期的に磨く必要がありますが
一度しっかりとキレイにしておくと、次がかなり楽になります。^^

 

 

その後は、いろいろな洗剤で汚れを落とすのですが
水による汚れがかなり多い印象でした。

 

 

すべての汚れを落としたらマスキングをして研磨開始です。

 

 

まずはボンネット
向かって左が研磨前、右が研磨後

 

アップにてBefore After

↓↓↓

 

全体的にグルグルとした洗車キズがかなり多め

 

膜厚計も頼りにできませんので、勘を頼りに今回は1本でも多くキズを消すことを目指して磨いていきます。

 

 

フロントガラス付近には、何やら見慣れないタイプの染みが、、、

 

少し心配でしたが、無事に除去できて一安心。

 

 

こちらもフロントガラス付近
プレスラインに囲まれた1番奥の部分は、製作当時からしっかりと磨けていなかった様子で、艶が無い状態です。

 

ここだけでも4種類のポリッシャーを使い分け、当時のペーパー傷も何とか除去成功

 

 

ルーフのグラフィックが入った塗装
写真だと伝わらないかもしれませんが、かなり鋭利な傷でクリアーはガチガチに硬質

 

自分の中でも、かなりキレる組み合わせのマッチングで、なんとかここまで

 

 

研磨前

 

傷さえ消してしまえば
グラフィックによる段差なども無く、本当にクオリティの高いペイントでした。

 

 

リアまわりも複雑なライン、エッジや逆アール、チリが微妙に合っていないパネルのつなぎ目など、難易度が高い形状ばかり

 

ポリッシャーを変えたり、マスキングを貼り替えたりしながら、理想的な状態を目指し磨いていきます。

 

 

↓↓↓

 

 

こういったタイヤハウスやエッジ裏には、8年前の製作時の磨きで焼き付いたと思われるコンパウンド残りもしばしば、、、

 

焼き付いてしまった油性コンパウンドを除去すること自体もなかなか大変なのですが
そこに経年も加わり、力ずくになってしまう場合もあったりで、なかなかしびれる作業の連続でした。

 

 

かなりの爪キズで、著しく美観を損なってしまったアウターハンドル付近

 

もう、このポリッシャーが無かった頃を想像できないくらい重宝しまくり(^^;)

 

深いキズは残ってしまっていますが、普段はまず気にならないレベルかと

 

 

すべての磨きが終わり、コーティングを施工して完成です。

 

普段乗りの車の作業は、お預かりしている間に1日お休みする
そんなノリで引き受けていたのですが、休み返上で毎日作業

むしろ、早起きして作業していました。笑

 

 

気持ちを高めるには、こういうのを作るのも大事(笑)

 

 

入庫時は、経年による劣化や通常使用による洗車キズ、生活キズに覆われた状態でしたが
丁寧に洗浄、研磨を行うことで、塗り直したのかと錯覚してしまうほどに美観を再生できました。

 

 

 

引き取り時には、KaliforniaLookことKandA氏にも同行していただき
僕よりも全然先に、彼のwebにアップしていただいていました。

↓ ↓ ↓ ↓ ↓

New Image VW Saloonz meets And1 Detail

 

この記事のLikeの数がハンパなく、影響力もすごく
その絡みでの問い合わせもいくつかいただいています。

今回のアテンドもそうですが、いつも本当にありがとうございます。

 

早くBeerGoldのメンテの連絡もくださいね!笑

 

 

最後にデビュー当時のHCSで僕が撮っていた写真を発見

 

 

次の年はワーゲンイヤーで、かなりの台数のワーゲンで盛り上がりました。

 

この時は、こちらの車の仕上げをお手伝い
この頃はまだ自分の店を持っておらず、出張で作業をしていた時代

当時としては、本当に良い経験をさせていただきました。

 

 

久しぶりに昔の写真を見ると、懐かしくていろいろと見てしまいますね~^^

 

 

 

 

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