過去最強のスクラッチシールド　フーガのボディコーティング

こんにちは。

今日は作業のちょっと合い間での更新。

早くも12月で
なるべくたくさん更新できるようペースをあげていきたいと思います。

今回は日産 フーガの磨きとコーティングです。

先に書いておきますが
心の底から、本当に大変だった１台(笑)

フーガはスクラッチシールドという自己修復型の耐すり傷塗装なのですが
これまでも日産のスクラッチシールド、トヨタ レクサスのセルフリストアリングコートなど

たくさんの台数をこなしてきましたが
周りの同業者が言うほど、そこまでは苦労することなく作業できていました。

ただ、このフーガは今までにない位、磨きが大変(キズが消えない)状態でした。

推測でしかないのですが

・平成20年式で、初期のもっともガチガチだった頃のスクラッチシールドである。
(ディーラーの塗装屋さんが自分で塗っておいて
自分で仕上げ磨きができないと聞いたことがあります。笑)

・新車から8年間ガレージ保管で紫外線劣化もなく
これまで磨きやコーティング歴もなかったので
より強靭なスクラッチシールドに熟成した。

のかな？？と考えています。

試し磨きの時点で
これを１台まるまる仕上げる事ができるのだろうか、、、

と、すこし不安もありましたが
受けたからには、最善を尽くして作業開始です。

まずはホイール。

ナット付近の形状が狭く、汚れがたまりがちでしたが
しっかりとクリーニング。

裏側もしっかりと、、、
と写真を撮っていたら、バルブ周りの見落としを発見。

これでヨシ！

(あぶないあぶない。。汗)

その後、ボディの細部洗浄、全体の汚れをケミカルで除去し
グリルなどは、この時点でこのレベルまで

お客さまが気にしていたワイパーカウルも
汚れを除去しただけでもずいぶん見違えます。

ワイパーは新品レベルまで？？

ナンバーの台座を外すとありがちな汚れもリセットです。^^

その後、マスキングを済ませ磨きスタートです。

まずはボンネット

写真を見る限りでは、そんなに大変そうには見えないかもしれませんが、、、

ボンネットを仕上げるだけで約７時間、、、

別角度から

普段、１台磨くのにバフは１枚で済む
(状態がよければ、１枚で２台磨けたりもする)のですが、、、

このクルマには結局バフ７枚使用。。。

そんなに磨いて大丈夫？？と思うかもしれませんが
膜厚計で計ると、２ミクロン減るのに普段の３倍磨いてやっと、、、という状態でした。

いくら急いでも、普段の３分の１のスピードでしか進まないので
集中力を切らさず、地道にコツコツと磨きます。

ピラーはスクラッチシールドではないので瞬殺(笑)

深いキズも多かったので
残っているのは、普通の塗装でも残ってしまうレベルのキズです。

磨きだけに約４日、合計７日間お預かりして完成です。

途中、差し入れなどもありがとうございました！

そう簡単に、洗車キズが入ってしまうような塗装ではないと思いますので
長期にわたって、この状態をキープしていただけたら嬉しいです(^^)

そして
この仕事をはじめて18年になりますが
貴重な経験をさせていただき、ありがとうございました！！

こんな塗装、、、あるんだな～～笑

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