今回は1975年式、フォルクスワーゲン タイプ1

久しぶりの空冷ビートル
埼玉県よりお越しいただきました。

 

この手の車は、極端に年月が経っているのもあるのですが
錆を気にして洗車を控えたり、極力 水を使わないようにする方も多かったりします。

気持ちは非常に理解できるのですが
その結果、汚れや拭きキズの蓄積はどうしても多くなってしまいがち。。。

 

まずは、そんな蓄積汚れの除去から
エンジンルーム 左右上部の汚れの蓄積ポイント

ケミカル洗浄 & ごにょごにょでここまでキレイになりました。

 

フェンダービーディングや、バンパーステーのモール付近

研磨前に徹底洗浄です。

 

外したバンパーの洗浄前と

洗浄後

 

バンパー裏側はもっと分かりやすいですね

 

このタイミングでマフラーも徹底洗浄

一目瞭然の違い!

 

こちらは分かりやすく、1つの箇所を時系列で完成後まで
まずは入庫時のフロントフェンダーのモール付近

まだモールが付いているかのように見えるかもしれませんが、、笑

これを見てしまうと、モールを外さずに泥が残ったままで磨く場合のリスクがお分かりいただけるかと、、、

これは通常洗車にてモール内に溜まっていた汚れを洗い流した状態。
それでもまだ、固着汚れは残ってしまっています。

ここからケミカル洗浄にて、固着汚れを分解
これで研磨前の下準備が完了です。

研磨後は光沢も上がり、写真を撮っている僕が写るようになりました。

 

 

これは研磨中の一コマ

ルーフ1部分のみ艶があるのは、見積もり時の研磨跡
見積もりから施工まで、長い人では3ヶ月ほどお待ちいただく事もあるのですが
その間はこんな状態で、少しだけ我慢して乗っていただいています。m(_ _)m
申し訳ございません。。。

 

 

フロントフード磨き前
かなりのつや消し状態、、、

向かって左半分のみ研磨
グリーンが濃くなった印象です♪

スポットのみだと分かりづらいので蛍光灯も点けて

 

フロントフードではないのですが、蛍光灯のみの方が分かりやすいかな、な画像

 

こちらはフロントフェンダー

研磨後

 

リアフェンダー、テールレンズ付近の細い箇所

まともに反射しない状態でしたが、なんとかここまで

 

エンジンフードに付いていたレインガードは、今後は付けないかもとの事で
レインガードの跡を必死に消します。

実際はもう少し残ってしまっていますが、だいぶ良い感じになりました。

 

そして、今後は使わないかもしれないレインガード

もしかしたら使うかも??? と思うと。。。^^;

 

社外クリア系テールレンズは曇るのが早いようで、、

研磨にてボディの仕上がりとのバランスを整えます。

 

そして、今回の作業で一番苦労したと言いますか、悩ましかった部分
オリジナルペイントがそれなりに多く残っている車両だったのですが、全体的にかなり脆弱な質感でして、、、

自分の中の引き出しという引き出しを開けまくって、こんな引き出しもあったかな?
と、いろいろと試したのですが、これっ!ってクオリティには届かない部分も。。。

自分自身、日々進化しているつもりで、最新の機材商材を駆使しているつもりですが
45年前の塗装にも教わることはまだまだある。。。

この仕事を辞めるまで、おそらく終わりは無いんだな と痛感。

 

 

そんな事もありつつ
すべての下地処理が終わり、コーティングを施工して完成です。
( これに合わせ新品のモールを用意していただいていたのですが、一部違う部品があった為、モールは装着せずに納車となりました。)

 

 

完成から引き渡しまで少しタイムラグがあり、その間は自宅ガレージにて保管。

 

 

今年2022年は、お台場で開催されたイベントでアワードを獲得したり
その後、雑誌にも大きく掲載されるなど
まだまだコロナ自粛がある中でも大変注目を浴び、飛躍の年になったのではないかと思います。

自分の事のように嬉しかったなと思いつつ、今年の年末の有終の美に期待しています。^_^

 

 


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